「プライベートIPとパブリックIPの違いってなに?」
私は学び始めたころ、この違いがとてもあいまいに感じていました。
家の中のネットワークなのに、どうしてインターネット用のIPアドレスも必要なの?
内部と外部はどうやって判断しているの?
そんなモヤモヤを今回の学びでスッキリ整理できたので、備忘録としてまとめます。
プライベートIPとパブリックIPの違いや、内部と外部の判断基準は何?という方のお役に立てたら嬉しいです!
プライベートIPとパブリックIPとは?
IPアドレスは「住所」のようなもの
インターネットやネットワークで機器を識別するための「番号(住所)」がIPアドレスです。
IPアドレスには
- プライベートIP
- パブリックIP
という2種類があります。
プライベートIPアドレスとは?
家や会社の内部だけで使うIP
プライベートIPは、家や会社など「内部ネットワーク専用」の番号。
インターネット(外)からは直接見えません。
なぜ同じ番号でもOK?
プライベートIPは「この範囲の番号は内部専用」とルールで決められています。
世界中の家庭や会社で 同じ番号(例:192.168.1.x) を使っていてもOKです。
パブリックIPアドレスとは?
インターネット上で使うIP
パブリックIPは「世界に一つしかない番号」。
インターネットの他のサイトやサービスと通信する時に使います。
家の外の世界とつながる「住所」
外のサイト(例:Google、YouTubeなど)から見えるのはこのパブリックIPです。
家の中の個別の機器(プライベートIP)は見えません。
どんな時に使い分けているの?
プライベートIPが使われる時(家・会社の内部)
- 家のパソコンからプリンターに印刷
- 家のスマホからWi-Fiルーターに接続してルーターの設定画面を開く
- 会社のパソコン同士でファイル共有
→ インターネットに出ず、内部で完結する通信です。
パブリックIPが使われる時(インターネットに出る時)
- YouTubeを見る
- Googleで検索する
- Zoomでオンライン会議
→ 外の世界と通信する時はパブリックIPに変換されて使われます。
ルーターが「内部」と「外部」をどう判断している?
IPアドレスの範囲で判断している
ルーターは、宛先のIPアドレスを見て「内部か外部か」を判断しています。
- 宛先が 192.168.x.x(プライベートIPの範囲)
→ 内部だから家の中(LAN内)でルーティングする
- 宛先が 142.xxx.xxx.xxx(たとえばGoogleのWebサイトなど、パブリックIP)
→ 外(インターネット)に行くものなのでパブリックIPを使って外に送る
このように IPアドレスの範囲 がルールで決まっているため、「内部 or 外部」の判断が自動で行われています。
ルーターの役割|NAT機能でIPアドレスを変換
内部と外部の橋渡しをしている
ルーターは家の中の機器にプライベートIPを割り当て、
外に出る時はパブリックIPで通信できるように変換(NAT)しています。
この仕組みにより、IPアドレスの節約とセキュリティの向上が両立できています。
まとめ|なぜ分けているの?
理由 | 効果 |
IPアドレスの節約 | IPv4の枯渇を防ぐため |
セキュリティ向上 外から内部の機器が直接見えない | 柔軟なネットワーク構築 家や会社で自由に設定可能 |
さいごに
今回の学びが、プライベートIPとパブリックIPの違いや内部と外部の判断基準が気になっている方のヒントになれば嬉しいです。
まだまだ知らないことも多く、今回は私が学んだことの記録ですので、もし間違えている箇所がありましたら
ぜひ教えていただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント