インターネットやネットワークの学習を始めると、よく出てくる「IPv4アドレス」や「2進数」という言葉。
私も最初に「なぜコンピュータは2進数で動いているのに、IPv4アドレスは10進数で表示されるの?」と疑問に感じました。
この記事では、
- IPv4とは何か
- 2進数の仕組み
- IPv4アドレスが10進数で表示される理由
この3つを初心者向けにわかりやすく解説します。
私の備忘録も兼ねていますが、同じ疑問を持った方の参考になればうれしいです!
IPv4とは?
インターネット上の「住所」の役割
IPv4(Internet Protocol version 4) とは、インターネットに接続するすべての機器に割り振られるアドレス(住所)のことです。
よく見かける形式は「192.168.1.1」といった4つの数字(10進数)が「.(ドット)」で区切られた形。
このアドレスを使って、インターネット上で「どの機器にデータを届けるか」を決めています。
IPv4アドレスは有限
IPv4では約43億個のアドレスが利用可能です。
しかし、今ではスマートフォンや家電など、多くの機器がインターネットに接続する時代。
IPv4アドレスは不足気味となり、新しい規格であるIPv6の利用も進んでいます。
2進数とは?
0と1だけで数を表現する仕組み
2進数は、0と1の2つの数字だけで数を表現する方法です。
なぜかというと、コンピュータ内部は「電気のON/OFF」の信号で動いているからです。
- 電気が流れている → 1
- 電気が流れていない → 0
このシンプルな仕組みにより、コンピュータはすべての情報を2進数で処理しています。
2のべき乗とは?
2進数の各桁には「2のべき乗」が割り当てられています。
べき乗とは、2を何回掛けたかを意味します。

たとえば、2進数「11000000」は、
128(2⁷)+ 64(2⁶)= 192(10進数) になります。
なぜIPv4は2進数なのに10進数で表示されるの?
コンピュータは2進数、人間には10進数が読みやすい
コンピュータ内部ではすべて2進数で動作しています。
しかし、人間にとって2進数はとても読みにくいもの。
例:
- 2進数:「11000000」
- 10進数:「192」
そのため、人が理解しやすい形(10進数)に変換して表示しているのです。
まとめ
コンピュータ側 人が見る画面
2進数 10進数
このように、内部処理と表示の形式が分かれていることを知っておくと、プログラミングやネットワーク学習もスムーズに進みます。
おわりに
今回は、
- IPv4の仕組み
- 2進数の考え方
- なぜ10進数で表示するのか
を自分なりに整理して解説しました。
まだまだ学習中ですが、同じ疑問を持つ方の参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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